子育て

パートナーがうつに…その時あなたはどうする?~介護休業のススメ~

最近多いメンタルヘルス疾患。
その数は年々増えており、2017年の統計では400万人を超えたようです。
(厚労省サイトより)

パートナーがうつ病になったら……

それは想像するのも辛いことですが、現実に起こりうることです。

それも見守りが必要だったら……

自分も休職するとして、正直お金の面が心配です

今回は、そんな時に使える制度「介護休業」についてお伝えします。

※なお、本記事は
子どもの入院や長期療養!その時仕事はどうする?~介護休業のススメ~」と
ほぼ同内容ですので、予めご了承ください。

介護休業について

介護休業とは、病気・ケガ・精神障害により、
2週間以上の常時介護を必要とする状態にある対象家族を介護するための休業です。(育児介護休業法)

「老人介護」のイメージが強いですが、精神障害も対象です

介護休業を取得できる人は?

期間の定めのない雇用形態(正社員)

基本的に全員対象です。
ただし、労使協定で「継続雇用期間1年以上」という条件が付いている可能性があります。

会社によるので、介護休業規定を要チェック!

期間の定めがある雇用形態(契約社員など)

この方たちには条件が付きます。

契約社員などの条件

・同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること
・取得予定日から93日後経過する日から6ヶ月の間に、労働契約が終わる予定になっていないこと

何が言いたいか分かるかー!!!!

噛み砕くと

申し出時点で1年以上その会社で雇用されてるよね?
かつ
介護休業MAX93日取れるんだけど
そのあと半年以内に契約満了にならないよね?

ということです。

逆に言えば、
企業は入社1年未満の場合は断れるし
介護休業取った後、半年以内に契約満了予定の場合も断れる
ということです

介護休業の対象家族は?

対象は親だけでしょ?
そんんなことはありません!
対象家族の範囲

・配偶者(事実婚含む)
・実父母、配偶者の父母
・子
・祖父母
・兄弟姉妹
・孫

そうもうお分かりですね!

配偶者も対象なんです!!

常時介護を必要とする状態とは?

ここで重要になってくるのが、この「常時介護を必要とする状態」の内容です。
厚労省が出している「常時介護を必要とする状態に関する判断基準」によると

常時介護を必要とする状態

(1)介護保険制度の要介護2以上
or
(2)状態1~12のうち、2が2つ以上 または 3が1つ以上該当し かつ その状態が継続すると認められる

パートナーの精神疾患の場合、該当するのはこの(2)です。
「状態1~12」というのはリンク先の資料に表があるので詳しくは見てほしいのですが
例えば、「『物を壊したり衣類を破くこと』がほとんど毎日ある」場合は対象になります。
これは「『自分や他人を傷つけることがときどきある』状態を含む」と注釈にあります。
精神疾患で常時見守りが必要な状況は、これに該当すると思われます。

なお、厚労省が出している判断基準には以下のようにも書かれています。

ただし、この基準に厳密に従うことにとらわれて労働者の介護休業の取得が制限されてしまわないように、介護をしている労働者の個々の事情にあわせて、なるべく労働者が仕事と介護を両立できるよう、事業主は柔軟に運用することが望まれます。

会社は柔軟に認めましょうということです

介護休業を取得できる期間は?

介護休業期間について

対象家族1人につき通算93日まで取得できます
最大3回まで分割して取得できます。

93日では足りないのでは?

私もそう思います。
ただこの点については、厚労省サイトの「介護休業についてのよくあるお問い合わせ(労働者の方)」にて以下の通り記載があります。

 介護休業制度は、介護を要する家族を抱えた労働者が雇用を継続していくためには、少なくとも介護に関する長期的な方針を決めるまでの間、当面家族による介護がやむを得ない期間について、緊急的対応措置として、休業ができるようにすることが必要であるという観点から創設されました。
よって、「93日」という期間は、介護に関する長期的方針を決めるための期間と考えてください。
家族の介護は、いつまで必要か終わりが見えません。また、介護の必要度や利用する介護サービス、兄弟姉妹が何人いるかなど、人によって介護を取り巻く状況は様々ですので、働き方や介護サービスについて勤務先、ケアマネジャー等介護の専門家とよく相談し、介護のための所定労働時間の短縮措置勤務や1日単位で利用できる介護休暇制度も活用しながら、仕事と介護を両立させてください。

つまり、とりあえず93日間でその後何とか仕事と介護両立できるような体制作ってね!
ということだそうです。

正直不安しか感じない…

期間のカウントは年度や症状でリセットされない

一つ注意喚起です!!!!

年度が改まったら、あるいは違う病気になったら
リセットされて、また93日間とれるかな~とか思いますが取れません。

あくまで、1家族につき93日間のみです。

となると、子どもの場合、取得タイミングか悩ましい…

【抜け穴】転職したらカウントし直し

ただし、このカウントはあくまで1社のなかで、です。
転職した場合は、前職分はカウントされません。
ここが唯一の抜け穴かなと思います。

介護休業の申し出方法について

これは各社で決められているので、自社の介護休業規定
あるいは人事に確認してみてください。

介護休業給付金について

そんなに休んだら金銭面が不安……
そんなあなたに「介護休業給付金」

育児休業の際に、「育児休業給付金」なる定期的に給与の半分くらいが振り込まれる制度があったと思います。
あれの介護休業版が存在します!その名も「介護休業給付金」
上述の要件で介護休業を取得した場合は、基本的に介護休業給付金が支給されます。
介護休業給付金については、以下の記事をご確認ください!

介護休業と介護休暇の違い

ややこしいわ

もっと違う単語にしてほしかったなーと思う人事です。

介護休暇は1年度で5日間取得可能です。
ただし、こちらは介護休業のような給付金はありません
有給か無給かは企業によって異なります。
(大手以外は大体無給ではないかなぁ……)

無給の場合は、正直
「制度があろうがなかろうが、休みますけどねっ!」
って感じなので、あんま意味ないかなぁ……
休みにくい空気があると、正々堂々と主張できますよっていうくらいかなぁ……

詳しい制度内容については、また改めて記事にしたいと思います。

記事にしましたので、良かったらこちらも読んでみてください。

まとめ

記事のまとめ

・介護休業は家族の精神障害も対象
・2週間以上の介護が必要かどうかがジャッジポイント
・介護休業給付金という生活保障もある!

使わずに済むのが一番ですが、頭の片隅に置いておいてください